2007年03月19日
知覚と自覚
ご存知の通り、知覚とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの五つの感覚器官が、外界からの刺激を感じ取って、例えば「熱い」とか「重い」とか「冷たい」など、自覚的な体験として再構成する処理のことをいいます。
色も『知覚する』と、テキストでも講座でもよく耳にする言葉です。
色は『光』なので人間の目と脳を通って色を知覚しているのです。
ちょっとカラーの講座のようになってしまいましたが(汗)
今日は色ではなくて、『ことば』についてなんです。
言葉って本当に難しいですよね。
だからこそ奥が深くて、私はこの言葉が大好きです。
でも正直、日本人のくせに日本の言葉を完璧に理解しているか、というと、そうでもないのが現実かもしれません。
言葉は生きていますから、人や環境に応じてその理解が変化する場合は少なくない。
社会や企業を見ていても、取り入れている言葉は同じなのに、理解が違うことに気づくことも多々あります。
だから間違っている、という訳でもなかったりするので、よくよく考えると恐い話です(笑)
そのワールドに居なければ理解できないのですから。
例えば、私とお客様の会話で・・・
「理想の雰囲気はありますか?」
の問いに
「明るい雰囲気がいい」
・・・とほとんどの方がおっしゃいます。
これは、思い描いている理想を、状況の判断として言葉にされていて
どう感じているかを言葉にしているわけではないのです。
『感じる以前』ですね。
体は言葉より先に知覚をしているけれど、
自覚をしていない。
どう感じているかを言葉にしたときに始めて自覚が生まれるんです。
出来上がって初めて、言葉に本当の意味を成す。
それを、評価ともいいますし、結果ともいいますよね。
言葉に生かされている、そんな気がして仕方がないのです。
勉強もそうだし、何気ない友人との会話もそうですね。
感じたことを言葉にして初めて自覚する。
前向きな言葉も、後ろ向きな言葉も、声に出して言葉にしたら
自覚するのです。
あ〜
言葉って本当に面白い
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この記事へのコメント
久しぶりに伺いまして申し訳ありません!
言葉は人間だけに許された能力ですが、、コミュニケーションツールとしての目的ですが、人は取りたいように取り、フィルターを懸けて咀嚼するので分かりやすい言葉で話あり、書いたりする事に一番気を使っております!
裕美ちゃんの日記、
感心しますよ!きずかせてくれて
ありがとうです♪
受け方ひとつで、全く違う意味になったり。。。
私の永遠の課題でもあります。
言葉を使いこなせる人になる事☆
感じたことを言葉にしてはじめて自覚するんですね。勉強になりました。
人とのコミュニケーションでも、自分が感じたことを素直に表現することで初めて自覚が出来て、お互いを大切にすることも出来るように思います。
いつも忙しい中コメントありがとうございます。
言葉に出して自覚する!
思っているだけでは駄目ですよね。
よし!頑張ります!!
お客様の言葉から真意を汲み取るっていう作業は疲れるけど、ぴったりはまった時は嬉しいね
無限の力を感じますね。